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冷却技術の紹介 スタックドフィン

精細かつ自由度の高い形状が可能なことから、ヒートシンクの省スペース化やヒートパイプなどとの組み合わせに使用されるスタックドタイプのフィン。その特徴から高性能省スペースが求められる近年では搭載される場面が増加しています。

ベース部分との結合技術も熱伝導率のロスを低下させるべく研究されており、ソルダフリープレスフィット製法ではコストの低減に加え、環境負荷の削減にも役立っています。

スタックドフィン

スタックドフィンとは金属シートから打ち抜かれたフィンを積み重ねた(stacked)形状でかしめ、ベース部分に結合する構造のヒートシンクタイプです。ヒートパイプ、ヒートカラム、ベイパーチャンバーなどと組み合わせやすい構造であることから、主にそれらと組み合わせる高性能や省スペースな用途の製品に使用されています。

利点コルゲートフィンより高いアスペクト比のフィン構成が可能です。大きなフィンやベースに対応できます。フィンとベースで異なる材料の使い分けができます。複雑な設計や円形のフィンを構築できます。

欠点ベースとフィンの結合部により熱伝導率の低下が発生します。押出成形より高コストとなります。アルミニウムのはんだ付けにはニッケルめっきを必要とします。

ソルダフリー プレスフィット スタックドフィン

スタックドフィンはろう付け製法により製造されその技術も進化しておりますが、アルミ同士の構造などにはプレスフィットによる製造方法が取り入れられ、またその製法も接地面をより広く設けて熱伝導率を向上させる技術が進化をしております。

ソルダフリーによる環境負荷の削減とコストの削減、プレスフィット技術による高い熱伝導性は、これからの更なる省スペース化・高性能化が求められる冷却技術において欠かすことのできない技術です。

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