高い発熱量を放熱するために用いられている、気液二相流による優れた熱輸送量をもつヒートパイプやベイパーチャンバー技術。それらを組み合わせることで高い熱輸送量と形状の自由度による省スペース化が図られ、ヒートシンクはより高い冷却性能が発揮されるようになりました。
「Advanced Vapor Chamber (3D)」はその技術でも組み合わせにより生じてしまっているボトルネック部分を打ち消して、更に優れた熱輸送能力による高い冷却能力を実現させたシステムとして開発しております。
特徴
ベース部分のベイパーチャンバーに直接ヒートパイプを結合するため、ベイパーチャンバー(ベース)+ヒートパイプ構造で発生する接触熱抵抗がありません。
ヒートパイプを曲げる必要が無い構造なので、ヒートパイプが曲がることにより生じる最大熱輸送量の低下がおこりません。
ベイパーチャンバー自体がベース部分にあたるため、ヒートパイプ埋め込み用のベース部分が必要となる設計よりもベース分の高さを抑えることができます。