PHP(Pulsating Heat Pipe)は板状モジュール内の冷却部と加熱部に管を何回も往復させる構造により、二相流の自励振動を利用した熱輸送技術です。
通常のヒートパイプよりも高い熱輸送限界を持つことに加え、単管のヒートパイプよりも熱輸送をする方向に性能が影響されにくいという特徴もあります。
発熱量の大きなものの熱輸送に向いた仕組みであることから、高い発熱量を放熱する必要がある大型で重量の嵩みがちな産業用のヒートシンクに用いると劇的な重量軽減を図ることが可能です。
※下記は600x250mmの大型ヒートシンクの軽量化事例です。